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オリジナル創作小説に関するあれこれを書き連ねる
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掌編「校則」更新しました。
http://homepage3.nifty.com/jikuu/jikut_kou.htm

学園時空はラブコメな感じでいきたいです…どこが…?(自問)
ちなみにシルバーが知葉で、バジル先生は葉知です。笑
しかしほんとにこっちが本業にならないか不安だ。
ちなみに野球部員はレンじゃありません。
結構誤字ってそうです。
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 日誌ひさしぶりだー
思い立ってキャラの気持ちになりきってSM診断(SかMかだけじゃなくてどういうタイプなのか出る)やったら私とブルーの結果が一緒ですごく微妙な気持ちです

あとファイル発掘してたらメイに五十の質問を答えたデータがあったんですが、二年前のデータなせいか、誰このキャラ? 状態です。二年でこんなに変わるのか?! とショックです…
答えなおしてみたんですが、比べてみるとすごいです。

二年前
25 愛する人より先・後、どちらに死にたいですか?
どうでもいい。


25 愛する人より先・後、どちらに死にたいですか?
え…。ど、どうかな。わ、わかんない…先かな。

二年前
37 あなたにとって幸せとは?そして自分は幸せだと思いますか?
なんだこの質問。


37 あなたにとって幸せとは?そして自分は幸せだと思いますか?
んん…ふわっとして、うれしいなってときが幸せかな。そういうときって結構多いから、幸せだと思う。


二年前のやさぐれっぷりがあんまりすごくて今のメイがぶりっこに見える(笑)
というわけで今の↓
http://homepage3.nifty.com/jikuu/jikucq_m.htm

 時空学園シリーズ 七夕
 
「ふっふーん」
『二年一組』と書いてある短冊が下げられた笹の前に一人立ち、羽岡桃子はにやっと笑った。
「メイちゃんが何を考えてるかなんて、分かっちゃうんだからっ」
 
 今日は七月七日。
 この学校ではこの日に一人一人七夕の願い事を書かせられる。
 集めた短冊を、体育館に飾るのだ。
 適当なことを書く者も大勢いるが、毎年尽きないのが恋の願い事。
(だから、メイちゃんも、きっと)
 
 この春、青井葵が転入してから、竜崎メイは毎日青井と登下校していた。席が隣で、メイの家が青井の家とそれなりに近いということもあるだろうが、それにしても仲がよすぎるとクラス中の噂だ。メイが青井をうちに送って、そのまま青井の家に入っていくのを見たという情報もある。

 だが、肝心のメイに付き合ってるのかと問うと、メイは全否定するのだ。
『た、ただの友達だよっ。……友達っていうのかもわかんないけど、一緒に帰るのは先生に頼まれたからで、あと……先生に頼まれたからだ!』
 その否定のしかたがいかにも怪しい。
(メイちゃんは平然としてるように見せてるけど、ほんとは鈍感なあお君がじれったいのよ。あお君がもうちょっと積極的になったら変わるのに)
 青井はいつも無表情で、何を考えているのか分からない。謎だ。
 以前メイを好きなのかどうか問いただしたところ、
『スキ? ……ああ、メイは、農業はやっていない。多分』
 と返された。桃子がそれはどういう意味なのか悩んでいる間に、青井は帰ってしまった。
(ほんとは二人に任せたいんだけど、あお君は全然行動しないし、メイちゃんは恥ずかしがり屋さんだもん。だから、私ががんばるのっ)
 強い決意を胸に、桃子は笹に下げられた短冊を一枚一枚検分する。
「あ、あった……」
 メイの整った丸文字を見つけ、桃子はぱっと頬を染める。
 
 名前:竜崎メイ 願い事:青井の成績が上がりますように

「むむう……」
 文字に目を走らせ、桃子は不満の声を上げた。
 青井のことが書いてあるのはいいが、いまいち納得がいかない。期待はずれだった。
 冷静に考えれば、メイは恥ずかしがり屋だ。みんなに読まれてしまう可能性のあるところで、そんなことを書くはずがないのだ。
 桃子は失望に立ち尽くす。
 ふと、顔を上げた。
「そうだ、あお君の短冊も……」
 メイの短冊の付近を見やると、すぐ近くに青井の短冊があった。桃子はそれを見て呆然とする。
 
 名前:青井葵 願い事:ねさがり
 
「……あお君のばかっ!」
 半ば叩きつけるかのように短冊を元に戻し、桃子はいきどおって体育館を後にした。
 
 *
 
 青井が家の鍵を開け、扉を開き中に入る。
「お邪魔します……」
 メイはつぶやいて、その後を追った。
「にゃー」
「にゃー」
 二匹の猫が青井にすりよってくる。それを合図に、奥からもう一匹縞模様の猫が駆け出してきた。
「……!」
 メイは頬を染めて、ほぼ毎日この家に来る『目的』を、いつもどおり撫でたのだった。

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